どうして業者によって見積金額が違うの?

はじめまして、ペンキ屋・のむらの「のむさん」です!みなさんは、外壁塗装ははじめてですか?何かと不透明な部分が多い外壁塗装業界。みなさん、様々なお悩みを抱えているようです。そんなみなさんのお悩みを解決するため、私がアドバイスさせていただきます。ぜひ、お役立てください!

外壁の塗り替えをしようと思って、いくつかの業者から見積もりをとってるんだけど、業者によって価格が違うんです……。同じ塗料を使っているのになんでですか?

「外壁塗装の料金の仕組みがよく分からない……」という方は少なくありませんが、これって当然と言えば当然のことなんです。外壁塗装の見積金額は、外壁の種類や下地の状態、建物の形状や塗装箇所、塗料の種類や塗る回数、周辺環境などによって変わってきます。金額を決める基準が業界や法律で決まっているわけではないから、業者によってバラバラになってしまうんですね。

よく、Web上で見積もりを自動的に算出するサイトがありますが、あれも正確な金額が出るようなものではなく、あくまでも目安にしかなりません。

「じゃあ、何を基準に見積もりの妥当性を判断すればいいの?」っていう話になりますよね。そこで、こちらでは「見積書の3つのチェックポイント」についてお話しします。以下の3つのポイントを押さえておけば、お手元の見積書が妥当かどうか分かると思いますので、ぜひ参考にしてください。

のむさんのチェックポイント01 坪単価○円の見積もりはいい加減!?

業者によっては、坪単価で見積もりを出すところもありますが、坪単価での計算はちょっとアバウトな部分があります。なぜかと言うと、「建物のかたち」が考慮されていないからですね。

「□」型の建物

ちょっと例を出して説明してみましょう。左の図のように、同じ間口と奥行きの「□」型の建物と「凸」型の建物があったとします。

延床面積は、「凸」の家より「□」の家のほうが広いので、坪単価で見積もりを算出すると「□」の家のほうが高くなります。でも、左の図を見れば分かるように、「□」の家も「凸」の家も塗装する面積は同じなんです。これでは、「凸」の家の人が得をして、「□」の家の人が損をしてしまうことになってしまいますよね。

「凸」型の建物

それだけでなく、「□」の家のほうが凹凸がないので作業しやすく、「凸」の家のほうが塗装に手間がかかります。外壁の面積が同じなら、本来手間がかかる「凸」の家のほうが見積もりが高くなるはずなのに、坪単価を基準にすると、「□」の家のほうが高くなってしまうんです。

こういった条件を無視して、単純に「坪単価○円」と設定している業者は、見積もりがいい加減だと考えたほうがいいでしょう。

のむさんのチェックポイント02 細かい部分こそ念入りに確認を!

総塗装面積が広いほど見積金額も高くなりますので、やはり一般の方は総塗装面積を気にする方がたくさんいらっしゃいます。でも、相見積もりをすると、しばしば業者間で総塗装面積にズレが出ます。

「なんで?」って思われるかもしれませんが、ここは数十m2も違わないのであれば、あまり気にしなくてOKです。むしろ、チェックすべきなのはもっと細かいポイントなんです。

資料
資料

細かいポイントとは、具体的には以下のようなものです。

外壁以外の付帯塗装部分
(窓枠・軒天などの木部・鉄部は塗装してくれるのか?)

外壁の塗装回数
(何回塗りなのか?)

塗料の種類・数量

「外周りは全部塗ってくれると思ってたのに、外壁しか塗ってくれなかった……」といったケースは少なくありません。こういったトラブルを回避するためには、「外壁以外の付帯塗装部分」を確認しておくことが必須です。また、条件にもよりますが外壁塗装は3回塗りが基本です。2回塗り・1回塗りで済ませる業者もあるため、必ず「外壁の塗装回数」はチェックするようにしましょう。2回塗り・1回塗りであるなら、その理由を聞くことも重要です。いずれにせよ、見積書は細かい部分に注目するのがポイントです。

のむさんのチェックポイント03 施工が難しい家?簡単な家?

難しい家?
簡単な家?

2つとして同じ条件の住まいはありません。例えば、左の図のように同じ大きさの建物が2軒あり、一方は隣家とのスペースが狭い家、もう一方は隣家がない家だとします。この場合、隣家とのスペースが狭い家のほうが見積金額は高くなります。なぜかと言えば、足場を組んだり、養生をしたりといった下準備に手間がかかりますし、塗装自体も難しくなるからです。

同様の理由で、窓がたくさんあったり、下地の劣化がひどかったりと、作業上、配慮しなければならない点が多いほど施工に手間がかかり、これはそのまま見積もりに反映されることになります。

つまり、同じ塗料で同じ面積を塗装するとしても、建物の状態や立地条件・周辺環境によって見積金額は変わってくるということです。見積書を正しくジャッジするためには、まず今の家が施工が難しい家なのか、比較的簡単な家なのかを知っておく必要があります。自分では分からない場合は、業者に質問してみてもいいでしょう。

なるほど、よく分かりました! 3つのポイントに注意して、もう一度見積書を見直してみますね。

安い見積もりに飛びつく前に

外壁塗装は決して安い買い物ではありません。みなさん「安く済ませたい」と言いますが、本当にそれで安心できますか? 安い外壁塗装には安いなりの理由があります。業者を決めるのは、「安い理由」を知ってからでも遅くはないですよ。

外壁塗装・塗り替えならペンキ屋・のむらへ!

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